シャンプーの妖精ラジオから聞こえる心揺れる名曲です。
昔の歌でしょ、とばれてしまった!が、リメイク一杯だから今時です。でもオリジナルが一番!
KARA LUPINご存知今時。いや、もう古いか。
김범수「보고 싶다」 中国朝鮮族の韓国での違法就労、偽造結婚を扱ったMV잠깐만요!の叫び声
最後のコンサート韓国人で知らない人はいないくらい이승철の名曲です。
ナン・アラヨ(オリジナル版)韓国人で知らない人はいないくらいの서태지와 아이들の名曲です。子どもたちがこぞって真似しました。
画像鮮明版
MY LOVE(イスンチョルのプロポーズ)こんなすごいの見つけた!
2013年10月28日月曜日
2013年10月27日日曜日
大前研一『稼ぐ力』
http://yuji5327.blog.jp/archives/51963681.html
「大前研一著:稼ぐ力・・・仕事がなくなる時代の新しい働き方、小学館、2013年」の「あとがき・・・この国をダメにした「偏差値」を廃止せよ」には全く同感である。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.日本製品が世界を席巻して「ジャパン・アズ・ナンバーワン」「日はまた昇る」と称賛されたのが嘘のような、今の日本の落ちぶれの理由は、日本に蔓延る偏差値教育である。そんな教育には目も向けずに活躍している日本人は多い。世界中の有名オーケストラで日本人の弦楽奏者がいないところはないし、スキーのジャンプでは高梨沙羅さんがワールドカップで日本人選手として初めて、しかも史上最年少の16歳4か月で個人総合優勝を達成した。アニメやゲームのクリエイター、建築家などにも、共通している。
2.彼らに共通しているのは、①文部科学省の指導要領に基づいて教育されていないこと、②インストラクターなど個別の教育・トレーニングを受けていることである。つまり、純粋に「個」の能力とアンビションを原動力に、目線を上げて世界と戦っている。戦後の偉大な日本人経営者たちもまた、文部省教育の埒外で誕生している。パナソニック創業者の松下幸之助さん、ソニー創業者の盛田昭夫さん、本川技研工業の本田宗一郎さん、三洋電機創業者の井植歳男さん、シャープ創業者の早川徳次さん、オムロン創業者の立石一真さん、ヤマハ発動機創業者の川上源一さんのうち、盛田さん以外は1人も大学を出ていない。(森田さんも学歴無用論を唱えていたが日本社会は受け入れなかった)
3.偏差値とは、入学試験で合格可能性を示す数値である。1960年代から受験業界で学力成績の指標として使用されるようになった。実際は、単なる学力の物差しではなく、「お国」の方針に沿ったもので、ベトナム反戦、第2次反安保闘争、学園民主化運動を警戒して、国にも、アメリカにも逆らわない従順な国民をつくるために導入された「システム」である。
4.偏差値によって、事前に効率よく学生を割り振って受験させることが可能になった。世界の先進国など、ほとんどの国には偏差値などなく、学生は自由に学校を選んで受験している。
5.日本で導入された偏差値は自分の「分際」「分限」「身のほど」をわきまえさせるためのもの、つまり「あなたの能力は全体から見るとこの程度ですよ」という指標である。そして政府の狙い通り、偏差値によって自分のレベルを上から規定された若者たち(1950年代以降に生まれた人)の多くは、おのずと自分の限界を意識して、それ以上の大志やや気概を持たなくなってしまった。
6.本田技研工業を創業した本田宗一郎さんは、従業員わずか25人の小さな町工場の時に「世界のホンダを目指す」と朝礼でリンゴ箱の上から演説していた。その後、本田さんは有言実行でホンダをグローバル企業に育て上げた。これは偏差値(=分際、分限、身のほど)を知らず、大志を持って、日本人本来の傑出した能力を最大限に発揮したからできたことである。
7.大前氏も自分の偏差値など知らない。自分の能力は無限だと思って頑張り、MIT(マサチューセッツ工科大学)に留学して、トップで卒業した。その後、世界中から頭の良い人材が集まっているマッキンゼーに入社した後も、自分が一番優秀だと思って頑張り、本社の取締役、そして常務会メンバーにまでなった。それ以降の偏差値世代で、海外のグローバル企業で本社の取締役に就いた日本人は、1人もいない。
8.偏差値教育の弊害は2つある。1つは自分の分際、分限、身のほどを自分で決めてしまい、大志や気概がなくなったこと。もう1つは、高い偏差値を取ると、その後、努力しなくなること。中学・高校という人生の極めて限られた時点で取った数値なのに、白分は優秀だと思い込んでしまい、そこから先は勉強しなくなる人が非常に多い(特に官僚や銀行、大企業の幹部に多く見られ、そういう官僚や幹部の間違った判断で犠牲になる人は多い)。
9.世の中がこれほど急速に激しく変化している時代に、大学を出たらもう勉強しないというのは、実に恐ろしいことである。いま日本の企業で起きている「うつ・無気力」「疲弊・燃え尽き」「あきらめ」といったメンタルな問題も、偏差値教育の弊害である。
10.日本人がかつての大志や気概を取り戻して日本を再び元気になるためには、今すぐ偏差値教育をやめるべきである。そして、北欧のような21世紀型の教育に移行すべきである。先生は教師ではなく能力を引き出す伴走者、助言者として、集団教育ではなく個人教育的な要素を増やす。そうやって優秀な人材を発掘し、その児童・生徒が持っている最も将来有望な能力を伸ばしていく。
11.全国一律の指導要領で平均レベルを維持するような教育はやめる。そのような均質化教育は、百害あって一利なしである。落ちこぼれ差別といった反論が出てくるが、日本がこのまま、みんな一緒に疲弊・衰退していってもかまわない、と言うなら、それでもよい。だが、能力ある日本人を1人でも多く生み出して、世界で活躍させたいと望むなら、偏差値教育という旧弊を捨て去るしかない。
「大前研一著:稼ぐ力・・・仕事がなくなる時代の新しい働き方、小学館、2013年」の「第5章:求む!日本と日本企業を強くする新世代人」の「日本の大学が永遠に改革できない理由」は参考になる。印象に残った部分の概要を自分なりに補足して纏めると以下のようになる。
1.グローバル人材の養成に昔から取り組んでいる国の代表的な例はスイスである。スイスにはUBS、クレディ・スイス、ネスレ、ノバルティス、ロシュなど数多くのグローバル企業があるが、小国であるため、社員は一生の半分以上を海外で過ごさざるを得ない。終生スイスで暮らしたいなら、農民か役人になるしかない。それ以外の人々は海外に駐在し、20~30年は母国へ戻れない。そうした親の元で育った子供たちは、将来グローバルに活躍する姿をイメージして、全寮制の中学・高校で、必修である英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語をマスターしている。大学もスイスにこだわらずドイツやフランス、アメリカなど選択がフレキシビリティに富み、自分の目標に合わせて進学していく。
2.日本の大学にはそれができない理由は、入学時期がズレているという単純なことではなく、日本の大学の体質にある。既存の日本の大学では、改革しようとすれば従来のカリキュラムをがらりと変えなければならないので、教授会が現状維持に躍起となって反対する。改革にゴーサインが出たとしても、担当者には日本の大学の悪習慣に浸かった教授を選ぶことになる。そのような人物に、国際人を養成する新しいカリキュラムが設計できるはずもない。
3.考えられる可能性としては、企業連合が新たに大学を設立することである。人材不足の一番の被害者は企業である。一部の日本企業は日本人の採用と育成をあきらめて海外での採用に力を入れ始めている。スイスのように自分たちが必要な人材を育成する機関を創設することを真面目に取り組むべきである。東大の間の抜けた「秋入学導入」というニュースが大きく報道されるところに、この国の病の深さがある。東大がそれを断念するに至っても、それを喧伝していたマスコミは自分たちの報道を検証することもしない。
4.田中真紀子前文部科学相の大学新設「不認可」発言騒動は、日本の大学教育を考える上で恰好のケース・スタディだった。田中前大臣に振り回された文科省の官僚や大学関係者は「被害者」という見方も間違っている。田中前文科相の「大学設置の仕組みに問題がある」「大学の乱立に歯止めをかけて教育の質を向上させたい」という認識は正しい。
5.日本では「グローバル人材」の育成が急務である。国内の産業空洞化や景気低迷で、日本企業が生き残っていくためには新興国をはじめとする海外に打って出るしかない。その要員はグローバルに活躍できる人材でなければ役に立たないが、日本の大学は企業の求めに全く応えきれていない。
6.親たちの多くも、子供を公務員にしたがるような「内向き志向」だったが、最近は風向きが変わってきている。ベネッセが2012年夏、同社の教育情報サイト上で行なったアンケートによると、半数以上の保護者はグローバル化に対応して子供に積極的に海外に出てほしいと望み、約64%が子供を海外で学ばせる必要があると考えてい。
7.政府も、海外で活躍できる人材教育を模索している。その柱の一つが、世界の一流大学で認められている国際的な大学入学資格「国際バカロレア(IB)」を取得可能な学校の拡大だ。現在は国内にインターナショナル校など24校しかない国際バカロレア認定校を、今後5年以内に200校に増やすという。だが、驚くべきは、それを「日本語で」取得できるようにしようとしてい文科省は馬鹿げている。
8.国際バカロレアは、現地校の卒業生に国際的に通用する大学入学資格を付与する仕組みで、スイスのジュネーブに本部を置く財団法人「国際バカロレア機構」が定める教育課程を修了すれば取得できる。国際バカロレア資格を取得すれば、もちろん日本の大学も受験できるし、初等教育プログラムや中等教育プログラムを修了した時点で、世界142か国に約3470校ある認定校なら、どこにでも進学できる。問題は、授業料が高いことで、年間200万円前後かかる。
9.大前氏が学長を務めているBBT大学・大学院のように、サイバーで遠隔授業を行なえば、将来的には授業料は劇的に下げられる。サイバーならスイスなど海外の学校の授業を日本で受けることもできるので、国際バカロレア資格までたどり着ける。
10.最も重要な問題は、文部科学省が「全国一律」で指導要領を定め、カリキュラムを作り、教科書を検定していることである。教育は親と先生が自分たちの思うようにやるべきであり、もし親がその学校が嫌だったら、他の学校にいつでも自由に移れるようにすればよいのである。スポーツや音楽の上達と同じく、学問に関してもあるレベル以上はすべてテーラーメイドでやっていく覚悟が必要だ。画一的に教えられる範囲では、国際的な競争力につながる人材は出てこない。
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