2012年5月22日火曜日

ICT活用あれこれ

6年も前の記事です。検索してたら引っかかった。

ため息出ました。自分の無知さに...「LMSとCMSの違いも分からなかった」
導入が遅いのは理解できるけど、実践としてはどうだろう。電子黒板の導入はおそらく世界一と思われるイギリス、東京BCでは電子黒板を使ってたのが、印象的でした。教育機関でなぜ広まらないかってのは、それ以外の理由があるかいなってくらい、中嶋航一さんが分かりやすくおっしゃってたので、納得なのですが、とにかく、ため息です。

http://d.hatena.ne.jp/hiro_inoue/20060110/1136879931
北米ヨーロッパの大学では1990年代後半から2000年初頭にかけて、BlackboardやWebCTなど商用のコースマネジメントシステムが急速に普及しました。これは価格がそれほど高額でなかったことと、各教育機関で開発するよりも低コストでの導入が実現できたためだと考えられます。今や北米EU諸国、オーストラリアニュージーランドなどの教育機関におけるコースマネジメントシステムの導入率は、初中等教育機関も含めほぼ100%に達し、全科目で利用される割合も50%近くに達しています。大学の授業にはフィールドワークや実習などもありますので、座学でのほとんどの授業で利用されていることになります。小学校や中学校でも利用されていて、彼我の差はどうしてこうも大きいのだろうと嘆息してしまいます。日本は技術的にもインターネットの普及率的にも上を行ってるんですけどね。教育機関の取り組みが遅いだけなんでしょうか。それとも、人材育成や教育への取り組む姿勢の違いでしょうか。その辺りを明らかにして、いい方向にシフトできるようにしたいですね。

Sakaiプロジェクトは正確にはオープンソースではなく、コミュニティソースと呼ばれ、Sakaiプロジェクトの会員になった教育機関に対してはサポートを提供しましょう、というもので興味深い取り組みです。ちなみに、Sakaiプロジェクトの「Sakai」は、料理の鉄人に出てくる、レストラン「ロシェル」の坂井シェフにちなんだものです。ミシガン大学では以前から学内でコースマネジメントシステムを開発していました。そのシステムの名称が「CHEF(シェフ、と読む)」だったので、シェフの次に来るものということで「Sakai」と名付けられました。
Sakaiプロジェクトは2006年1月現在バージョン2.1ですが、今後も進化が期待されます。ただし、技術的にはJava Server FacesやSpring, Hibernateなど最先端のサーバサイドのJavaテクノロジーを採用しており、専任の技術者を抱えていない教育機関には運用が難しいのではないかと思われます。そこで、私たちが注目しているのがMoodleなのです。PHPMySQLならなんとか手に負える場合もあると思いますので。

順次ほかのオープンソースCMSも紹介していきたいと思います。

それから、日本ではLMS(ラーニングマネジメントシステム)と呼ぶ人が多いのですが、アメリカだとLMSは企業向けのソフトウェアで人事管理システムと連動しているSavaやDocentなどを指すようです。CMS(コースマネジメントシステム)はそれに対して、教員が学習や指導に関わることを想定して開発されていて、標準で搭載されているツール(モジュールと呼ばれることが多い)が異なります。たとえば、LMSにはコンピテンシーマネジメント関連のツールやAPIが付属しています。これは従業員のスキルをアセスメント(診断)して、弱点をeラーニングで学ばせる、という学習プロセスを想定しているためでしょう。教育機関では今のところ、コンピテンシーマネジメント的な発想を取り入れているところは少ないのですが、ちらほらそうした仕組みを取り入れて、教育の成果保証をしよう、なんて話も聞きます。ただ、かなり大掛かりな仕組みなので開発にはかなりコストがかかるでしょう。そこまでの投資をして取り組む大学が出てくると面白いですね。

0 件のコメント:

コメントを投稿