2019年11月4日月曜日

龍王宮の記憶 《参加費》1500円 どなたでもご参加いただけます

11月10日 青丘文庫研究会 映像を通して視る! 「植民地朝鮮、解放後の在日の運動と済州島出身のハルモニたち」 公開 · 主催者: 神戸映画資料館 日曜日 14:00〜17:30 神戸映画資料館 & シネマカフェ チェリー 〒653-0036 神戸市長田区腕塚町5丁目5番1 今年4月におこなった「映像を通して視る! 『朝鮮人強制連行』」の続編として青丘文庫研究会の飛田雄一、水野直樹の解説を交え、そして『大都会の海女』の康浩郎監督も招き、『龍王宮の記憶』(金稔万)も上映する。 「青丘文庫」は神戸長田のケミカル産業に従事していた韓皙曦(ハン・ソッキ)が朝鮮史関係文献を集め1969年に開設したもので、1997年に神戸市立中央図書館内に再オープン。今回の上映会は、そこで定期的に行われている「青丘文庫研究会」の例会として位置づけられている。 第1部:映像を通して視る!「植民地朝鮮」  「TYOSEN」1939/13分/DVCAM上映(16mmフィルム)国際観光局(BTI PICTURE)ほか朝鮮関連映像        朝鮮観光を海外にPRするための映画。朝鮮の観光地や文化を描いた後、高速鉄道は満州から北京に向かって出発する。英語版だが日本語字幕を付して上映する。併せて、神戸映画資料館所蔵の植民地時代の朝鮮関連映像も数本、上映する。 トーク:水野直樹(京都大学名誉教授) 第2部:映像を通して視る!「解放後の在日の運動」 「民族の絶叫」1947/8分/DVCAM上映(35mmフィルム) 提供:在日本朝鮮人居留民団 在日本朝鮮建国促進青年同盟国 民文化映画社作品。2013年に元町高架下で発見された1947年の建青ポスターに記載されていた映画。独立してからおよそ2年、北緯38度線の分割を背景に三千万朝鮮民族の絶叫を描く。李承晩博士、金九主席などの貴重な映像も見どころ。日本語字幕を付して上映。 参考上映:「66年ぶりに元町高架下で発見されたポスター(仮題)」(撮影・編集:金稔万)/DVD上映        トーク:飛田雄一(神戸学生青年センター) 第3部:映像を通して視る!「済州島出身のハルモニたち」 「大都会の海女」1965/30分/DVD上映(16mmフィルム)日本映画新社 監督:康浩郎 1965年放送のテレビ番組シリーズ「人間」のうちの一本。大阪の猪飼野に住む韓国済州島出身の海女が、日々大阪湾南端の岬公園の海に潜ってサザエや海藻類を売って生活している様を追う。在日映画監督による初のテレビ・ドキュメンタリー番組。字幕も台本も行方不明のため監督以外のスタッフは不詳。 トーク:康浩郎(映画監督) 「龍王宮の記憶」(「龍王宮プロジェクト」製作版)2016/51分/DVD上映 撮影・編集 : 金稔万 龍王宮とは、JR大阪環状線の桜ノ宮駅に近い大川(旧淀川)左岸の河川敷にあった済州島出身の一世のハルモニたちがクッ(賽神・巫俗儀礼)を行う祈りの場所であった。惜しくも2010年8月に撤去された。撤去される直前に研究者たちを中心に龍王宮の記憶を記録する「龍王宮プロジェクト」が立ち上がり、かろうじてクッを行う様子など映像の記録が残された。  《参加費》1500円  *どなたでもご参加いただけます

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