戦前は横書きの場合、全部、右左書きなのかと思ったら、
宣伝広告のところには、今と同じく左右書きもあってびっくりした。
今までぼんやり見ていて気付かなかったのだ。
韓国は新聞の縦書きが21世紀消滅してしまった。PCの普及からそういうことになってしまったようである。
日本は出版業界の組版権(?)、その他の要因でまだまだ人文系の縦書きが健在である。
というわけで、新聞もほとんどが縦書き、なかなか変化しないところもある。
出版業界の組版権についていえば、
大原ケイ『ルポ電子書籍大国アメリカ』(アスキー新書164)p176-177で、
<「守るべき文化」とはどうやら縦書きで日本語の組版のことを指すらしい。
「守るべき日本の出版文化」などというものは実のところ自分たちの既得利権にほかならない。>
と主張しているが、どうもこの版権が、縦書きが長らく残っている理由の一つなのであろう。
2014年6月9日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿